相変わらずニュースや話題に上がる「煽り運転」。
急に増えたというよりは、これまでもあったケースがドラレコで撮影され、ネット上にアップされたり、テレビで取り上げられる機会が増えただけ、と考える方も多いようですね。
確かにこれまでもあったし、今後も増加していくでしょうね。
そんな中で、煽り運転の具体的な対策として、もし、自分が煽り運転の被害にあった場合、「通報方法」と「通報タイミング」は把握しているでしょうか?
いざ巻き込まれると、焦ってしまい、冷静な判断ができないことが多いので、普段から覚えておいた方がいいですよ。
では、それぞれ考えていきましょう。
通報方法:
通報は迷わず、「携帯電話で110番」でOKです。
#9110もありますが、こちらは緊急性がない案件の通報となるため、煽り運転被害では、110番の方がいいですね。
普段、ほぼ、使用しない110番に掛けることに抵抗があるかもしれませんが、煽り運転は立派な「危険運転行為」なので、この時は迷わず110番に通報すべきです!
何て言いますか?
焦っていると、それすらも上手く伝えられなくなってしまいます。
まずは、「煽り運転で、~されているので、すぐに来て欲しい!場所は、~辺りを~方面に向かっている」だけ伝えればOKです。
警察のオペレータが、「何に関する要請か?どこの近くのパトカーを向かわせればよいか?」がすぐに把握できるように伝えるとその後がスムーズになります。
ちなみに、110番した際に、煽り運転被害で警察に尋ねられる質問は下記のような内容です。
- 煽り車の車種や色などの特徴(読めるならナンバープレート情報)
- 具体的な煽り行為
- 発生場所
- 煽り車両が逃走したなら向かった方向
これは、実際に被害に遭い、110番した知人から聞いた情報です。
できれば、ミラー越しや同乗者に確認してもらうなどして、ナンバープレートの4桁と車のメーカー(トヨタ、日産など)だけでも分かると、警察側にとっても役立つ情報となります。
どれも、落ち着いて返答すれば簡単に答えられる内容ですね。
通報タイミング:
これは、「相手が交通法規を何度も破って進路を妨害してきた時点」で良いと思います。
具体的には、「後ろから異様に車間を詰めてくることを繰り返す」「前に割り込まれ、停車させようようとする」「ノロノロ走り、抜かそうとすると、抜かせられないように急加速する」などです。
これらは、全て交通違反となりますので、それが繰り返されるなら、走りながらでも仕方ないので、その時点で、迷わず110番通報する事を強くお勧めします。
逆に、「危険を感じてから」だと遅いことが多いですね。
例えば、「停車させられて、煽ってた車からドライバーが降りてきて、ドアを開けさせようとする」「追い越し車線に停車させられ、降りさせようとする」などのケースだと、すでに110番するタイミングとしては遅いと言えることが、ニュースとなってる事件からも分かるのではないでしょうか?
判断に迷う事もあるかもしれませんが、「早すぎたタイミングで110番しても警察から怒られる事は全くない」という点を意識し、2次災害による、自分と同乗者、そして周囲の方の命の危険がある重大な状況と考えることが、良い結果に繋がります。
いかがだったでしょうか?
煽り運転対策としての警察への通報方法と通報タイミングは、普段から意識しておいた方が良い事も理解できました。
また、どのように伝えるか?という事も、事前に想定したり、練習してみるなら、実際に遭遇した時に慌てなくて済みますね。
運転している以上、誰にでも起こりうることですので、意識して備えていくのはいかがでしょうか?
まとめ
【煽り運転対策】 通報方法とタイミングを覚えておこう!
- 通報方法は、「携帯電話で110番に」!
- 通報タイミングは、「交通違反が繰り替えされて妨害された時点」で!
- 迷わず、危険を感じる前の段階で110番する!