中古車を購入する際、値段の次に比較するポイントは何でしょうか?
多くの方は、「走行距離」を値段の次に気にするようです。
「中古」という特性上、これは当然のことですね。
では、中古車を購入する際、走行距離はどのくらいなら購入しても大丈夫なのでしょうか?
この記事では、中古車購入者が一番多いと言われる「走行距離5万キロ」前後がお買い得なのか、そして、走行距離5万キロの中古車を購入する時の確認ポイントを、自らも5万キロの中古車を良く購入する私の経験からご紹介しますね。
目次
走行距離5万キロの中古車はお買い得?購入メリット3つをご紹介!
結論から言って、中古車は、5万キロまでは非常にお買い得なのは間違いありません。
それには様々な理由がありますが、大きく分けて下記の2点が挙げられます。
【1】走行距離5万キロ前後の中古車は、新車時の半額程度の車両価格で購入できる!
実際、新車価格が400万でも、走行距離5万キロだと、200万円前後に価値が下がっています。
もちろん、経過年数も関係しますが、車の場合は、やはり経過年数よりも、走行距離が一番関係してくるので、「走行距離5万キロで約半額」となります。
これには、「車の寿命が10万キロ」という考え方が今でも大きいから、ということも関係しているようです。
【2】走行距離5万キロ前後の中古車は、「劣化」面では全く問題なし!
中古車の場合、走行距離は少ないに越したことはありません。
実際、走行距離2,3万キロの中古車は、ほぼ新車並みと言えるものが多いです。
しかし、5万キロだと、さすがに「新車同様」とは言えませんが、車関係者は、「そろそろ本調子が出てきた頃の状態」と考える方も多いようです。
もちろん、液体関係やタイヤ、ワイパーゴム、ブレーキパッド、バッテリーなどは交換する必要もあるでしょう。
しかし、逆に、そのような消耗品を交換すれば、エンジンなどの根幹部分は全く問題ない走りを楽しめることが多いです。
私も、中古車を買うときは、常に「5万キロ代まで」で検索します。
これまで、5万キロ前後の中古車に、10台以上乗ってきましたが、消耗品以外の故障がすぐに発生するような車はありませんでした。
【3】走行距離5万キロ前後の中古車は、最低でも「あと5万キロは乗れる」!
5万キロで購入したら、普通に考えると、「あと、最低でも5万キロは乗れる車」と言えるわけです。(予期しないトラブルが発生することもありますが‥)
年間に、3万キロも乗るような方だと、5万キロは、2,3年で到達してしまいますが、多くの方はそこまでの年間走行距離ではないはずです。
ですから、走行距離5万キロ前後の中古車を選んでおけば、最低でも4,5年は乗り続ける事ができるはずです。
私の知り合いは、「新車に10年乗る」より、「5万キロ程度の中古車を5年ごとに買い替えて色々な車に乗りたい」というポリシーの元に、「走行距離5万キロの中古車」を買い替え続けています。
「車好き」という事もありますが、個人的には、このようなカーライフも楽しみが増えると思っています。
「走行距離5万キロの中古車」の5つの選択ポイントはこれ!
では、「走行距離5万キロの中古車は、とてもバランスがとれていてお買い得だ」という事がわかりましたので、選択する時のポイントも考えてみましょう。
【1】「修復歴あり」は避ける!
「修復歴」とは、「車体のフレーム(骨格)に修復した経緯がある車」です。
「バックしていて壁にぶつけてフレームも修理した」というようなケースから、かなりの事故で骨格が大きく修復されたというケースもあります。
特に、フロントの足回りの修復は、ハンドル操作にも影響が出てくるので要注意です。
「修復歴あり」は基本的には避けた方が良いですが、どうしても欲しい場合は、販売店に詳しい状況を良く尋ねることが必要です。
オークションなどで適当に買い付けてきた販売店は説明も適当なので、そのような場合は迷わずその車と販売店は避けましょう。
【2】ディーラー系統の「ユーズドカー販売店」で購入する!
個人の販売店より、ディーラー系の中古車販売店は、信頼性が高いことが多いですね。
また、保証の面でもしっかりしているお店が多いです。
それで、似た条件の中古車があった時には、多少高くても、ディーラー系販売店で購入することをお勧めします。
【3】購入後の「保証」をよく確認する!
保証は「購入後1か月または1000キロ以内」などとされている場合が多いです。
中には、「保証6か月」や「保証なし」など様々な条件があります。
やはり中古車ですので、多大な保証は不要ですが、やはり最低でも「1か月/1000キロ保証」はないと怖いですよ。
【4】購入時の「整備条件」をよく確認する!
車検切れの場合、車検整備が付きますが、「車検整備」と「法廷整備」は別物なのをご存知でしょうか?
車検整備は、保安基準を満たす最低限のレベルなので、消耗品交換などは含まれていません。
ですから、可能性としては、車検後すぐに車が故障する、ということもありうるのです。
それで、やはり中古車の購入時には、「法廷整備」付の販売店を選んでおいた方が安心ですね。
【5】中古車はできるだけ下見して試乗する!
最近は、グーネットなど、ネット上で全国の中古車を検索できます。
中には、ネット上だけ購入する方もいますね。
でも、やはり、できるだけ下見に出向いた方が良いと思います。
ボディの傷や車内の臭い、エンジン音、販売店の様子などは、現地に行ってみないと把握できません。
私は、遠方地の中古車を購入する場合は、下記のようにしています。
- 50万円以下の中古車は、ネット上だけで購入することもある。
- 50万円以上の中古車は、必ず現地で確認する。
- 下見できる範囲(東京居住なら、東北から東海くらいまで)で探す。
いかがだったでしょうか?
走行距離5万キロの中古車はとてもお買い得である事、また、購入時には具体的な確認ポイントがある事も分かりました。
新車でなくても、十分に満足できる中古車の条件が「約5万キロ前後」でした。
ぜひ、次の買い替えでは、新車では購入を躊躇う車の「5万キロの中古車」を狙ってみるのはいかがでしょうか?
まとめ
【中古車】走行距離 5万キロはお買い得!5つの確認ポイントは?
- 走行距離5万キロの中古車は「劣化」も少なく、新車の約「半額」!
- 購入時には、「修復歴あり」は避ける!
- 購入時には、法廷整備と「1か月保証」以上を販売店を選ぶ!