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車が浸水!「乾かす対策」はどのレベルまでOKなの?最善の廃車方法はこれ!

車浸水




今回の台風19号でも、洪水による水害が各地で見られていますね。

自宅の浸水だけでなく、移動している際に遭遇する車の浸水にも充分に注意する必要があります。

しかし、それでも、冠水道路に侵入してしまったり、駐車場が冠水して、結果的に車が浸水の影響を受けてしまう事がありますね。

では、実際に車が浸水してしまった場合、「乾かす対策」はどこまで有効なんでしょうか?

車関係の仕事の経験から言わせてもらうと、

結論的には、

「フロアに浸水した場合には保険と修理費を検討し、廃車にした方が良い可能性が高い」

という事なんです。

どうしてでしょうか?気になるこの点をご紹介しますね。



車が浸水!まずはどこまでのレベルかを確認!

車浸水1引用:https://ca-sell.com/updown/kansui.html

車のどこまで浸水したかを確認する方法!

車が浸水してしまうには、様々な要因がありますが、

「どこまで浸水したか?」

は、とても重要なポイントです。

運転していて、どうしても冠水した道路に侵入しないとならない場合には、この、どこまで浸水したか?は把握しやすいですね。

とにかく、車の下回り以上の深さになりそうなら、絶対に侵入は止めましょう!

問題は、

「離れた駐車場などで翌日見たら浸水していたが、少し水かさが引いていたようだ」

というような場合ですね。

このケースでは、室内への浸水はすぐに分かりますが、エンジンを掛ける前に、

  • マフラー内
  • エンジンルーム内
  • ホイール内

などに、浸水した後(水に混じっているゴミなど)がないかを確認することで、浸水レベルを確認できますね。



車の浸水状況レベルはこの4段階!

車浸水2引用:https://23eni.biz/jikosya-suibotsusya-kansuisya-1804.html

ここでは、下記の4つに分けましょう。

  1. タイヤの下側半分まで。
  2. タイヤの上側半分に達している場合。
  3. エンジンルームに達している場合。
  4. 車内(フロア)まで浸水している場合。

最初にもお伝えしましたが、上記②までが、

「乾かして対策できるかも」

レベルと思います。

もちろん、それでも部品交換が必要になることがありますが‥



車の浸水 「乾かす対策」はどのレベルまでならOKなの?

では、上記4つの浸水レベルで、どこまでが、

「乾かす」

という対策で済む話なのかを見ていきましょう。

タイヤの下側半分までの浸水

車浸水1引用:https://www.webcartop.jp/2018/07/255915/

タイヤを横から見て中央を半分とした際、その下側部分までの位置、という事ですね。

この位の浸水は、普通に走行していてもある程度の水溜まりを通過するときにあると思います。

ただ、この程度の浸水でも問題になる事があります。

それは、

「ブレーキローターへの浸水」

です。

「ブレーキローター」とは、タイヤを横から覗くとある、円盤状の部品ですね。

車のブレーキに関係する重要な部品です。

こちらの部品が錆びてくると、問題が発生するため、洗車時にも直接放水しない方が良い、とも言われています。

それで、一時的に、この高さまでの水たまりを通過しただけ、というくらいなら、ブレーキの際の発熱でも解消しますが、

  • この高さの水たまりにある程度の時間浸かっていた。
  • 海水が混じっている浸水箇所を通過した。

というようなケースでは、ブレーキローターを交換した方が良いと思います。

詳しくはディーラーなどに確認すると良いですが、交換費用は、

約4,000円~5,000円(4輪で20,000円)

くらいですね。

そうでなければ、普通にブレーキをかけて乗るようにするのが、このレベルでの

「乾かす対策」

だと思います。



タイヤの上側半分までの浸水

車浸水2引用:http://tottori-hoken.com/

ドライブシャフトのグリス漏れを確認!

タイヤの中央より上側までのレベルで浸水した場合ですね。

それなりの深さ、という事になりますね。

このレベルでは、短時間での通過であれば問題ない、と考える方もいるようですが、

問題は、

「ドライブシャフトへの浸水」

です。

「ドライブシャフト」は、エンジンの動力をタイヤに伝える重要なパーツ類ですね。

この部品には、「グリス(潤滑油)」が使われているため、ある程度の時間と距離で浸水すると、この油が溶け出してしまうんです。

そうなると、ドライブシャフトが焼き付いてしまい、故障する可能性が高くなりますね。

ドライブシャフトの連結部には、ゴム製の「ブーツ」という部品が取り付けられており、下回りからの浸水を防ぐようにはなっていますが、経年劣化でブーツが破れていたり、その隙間から浸水することも当然あるんですね。

ドライブシャフトは基本的に車一台に2本あり、交換費用は約50,000円~100,000円ほどが多いです。

2本交換だとその倍ですよね‥

200,000円くらいだと、車検の時期などで廃車を選択する方もいるかもしれません。

それで、タイヤの上側までの浸水箇所をどうしても通過するのであれば、通過箇所がどのくらいの距離なのか、つまり、しばらく浸水していないとならないのかで判断する必要がありますね。

しばらく浸水させた場合には、油が漏れだした可能性が高いので、すぐにディーラーなどで点検してもらう事をお勧めします。

上手くいけば、乾かした後に、ブーツ交換とグリス再注入程度で済むかもしれませんよ。



マフラーへの浸水はヤバい!

車浸水3マフラー引用:https://kaitori.sinnsei.net/tokusiteuru/t11.html

タイヤの上半分レベルの浸水で、もう一つ懸念されるのが、

「マフラー内への浸水」

です。

SUV系だと、位置的に支障ないかもですが、セダンやワゴンなど、車高が低い車だと、この高さでも、マフラー内にも浸水している可能性がありますね。

当然ですが、マフラーは、最終的にエンジンに繋がっていますね。

ですから。マフラー内まで浸水している場合、下手にエンジンを掛けると、エンジンに水が到達してしまう可能性があります。

そうなると、エンジンが故障してしまいますよね。

ですから、ご自分の車のマフラーの高さとタイヤの高さの差を把握しておいて、マフラー内に浸水しないレベルの水たまりで走行する注意が必要です。

万一、長時間、マフラーが塞がれるくらいの浸水箇所に浸かった場合には、多分、エンジンも停止すると思いますが、そこで停止し、脱出を試みた方が良いですね。

それで、

「タイヤの上側半分までの浸水」

レベルの場合、

「乾かす対策」は、

ごく短時間、その高さの水たまりを通過した場合のみ有効かも

ということですね。



室内及びエンジンルームへの浸水

車室内浸水引用:https://xn—-e38ao94ark0c2fc.com/entry92.html

室内フロアに水がどんどん浸水してくるような場合だと、

「エンジンルーム内も浸水している」

可能性が高くなります。

エンジンルームが浸水した場合は、潔く、廃車を決定した方が良いです。

なぜなら、一時的に「乾かして」対策したとしても、エンジン内に汚水のごみなどが入り込み、後日、腐敗してエンジンを故障させる可能性があるからなんですね。

エンジン交換や、内部の徹底掃除は、金額的にも物理的にも現実的ではありません。

また、エンジンだけでなく、電装品関係もエンジンルーム内、そして室内の電装品やヒューズボックスなどが浸水し故障する可能性が高いですね。

乾かしても、数日後にショートして壊れた、というケースもあります。

ちなみに、室内への浸水ですが、タイヤの上側までのレベルであっても、特にドア下あたりから少しだけ浸水する場合もあります。

そのような場合は、エンジンルーム内は浸水していないと判断できますが、量にもよりますが、汚水が密閉性の高い室内に侵入したことは事実ですね。

そうなると、乾かす対策をしても、

「悪臭が消えない」

ということになる場合もあります。

フロアマット交換だけでは染みついた臭いは取れないので、それだけの浸水でも廃車にされる方もいますね。

機械的には問題なく「乾かせても」、車内の臭いが常にする車に乗り続ける事は相当なストレスですよね。

浸水後は、その辺りも考える必要がありそうですね。



車の浸水 手放す場合の最善の方法は「廃車王」!

廃車引用:https://www.fnn.jp/posts/00339830HDK

結果的に修理ではなく、手放すことに決定した場合、まずは買取を考えると思いますが、残念ながら、ほとんどの場合、

「水没車は商品としての買取不可」

の場合が多いです。

ですから、必然的に「廃車」にする方向性になります。

その場合、下手に手続きすると、廃車費用が発生することもあるんですね。

それで、お勧めなのは、

「廃車王」

という全国チェーン店の活用です。

廃車王公式HP

似たお店もありますが、私が利用した中で、「廃車王」が一番よかったですね。

通常の値段がつかない中古車でも、「鉄くず再生代」として、数万円で買い取ってくれたケースもあるんです。

水没車だと、さすがに買取はないと思いますが、基本的にはどんな車でも無料で廃車してくれるので、廃車を決定した際は、まずは電話してみましょう!



まとめ

まとめてみますと、

  • 車が浸水した場合、「タイヤ上側の高さまで」の浸水であれば乾かしての修理対応ができる可能性が高い!
  • マフラーへの浸水はその場でレッカー移動点検してもらった方が良い!
  • 室内への浸水は乾かす対策をしても臭いが残る場合があるので注意!
  • 廃車の場合は、「廃車王」の利用が便利!

という事ですね。

いかがだったでしょうか?

一度浸水すると、程度にかかわらず、かなりのダメージを受ける事が理解できたと思います。

台風などでも、焦って冠水箇所に入るのではなく、自分の足で確かめるなど、深さと範囲が少ない時のみ通行し、それ以外は、安全な位置に戻って、一時的に車を置き去りにして救助を求めた方が、後々、得をするケースもありますね。

それで、普段から冠水しやすい場所を確認しながら、常に先を予測した運転をしていきましょう!