この記事を読まれる方は、自分や大切な人が
いじめで悩んでいるのを何とかしたい!
とお感じなのではないでしょうか?
いじめが社会問題になってきたのは1980年代からとも言われていますので、いじめには、既に40年近くの根深さがあるようです。
そして、最近の傾向は、子どもだけでなく、職場やママ友間など、大人の間でのいじめが多発している事と、SNSを利用したいじめが多くなっているという傾向が問題視されていますね。
私も仕事柄、子どもからも大人からも、このいじめに関しての相談を受ける機会がよくあります。
いじめっ子に効く言葉はこれ!2段階に分ける効果的な方法とは?
本当に気の毒な内容もありますが、実際に、いじめられやすい方には共通して、
「いじめられ体質」
とも言える特徴があります。
しかし、
「外見や雰囲気、言動」
を少しだけ変化させる事により、いじめが軽減した、という方が多くいる事も事実なんですね。
それで、この記事では、私の経験を元に、いじめられ体質を改善する3つのポイントをお伝えしますので、少しでも参考にして頂ければ嬉しいです。
目次
いじめられ体質の特徴とは?
まず、いじめられ体質と言われる方の主な2つの特徴面を考えてみましょう。
これは、年齢性別問わずに、比較的多くのいじめられ体質の方に当てはまる特徴で、大きく分けると、
「外見面」と「応対面」
なんですね。
やはり人は、心理的に、人の外見や態度でその人が、いわゆる「一目置く」ような人か、それとも、自分より「下」の人かを判断する傾向があるようです。
では、いじめられ体質の方はどんな特徴があるんでしょうか?
いじめられ体質① 外見が「弱々しく」見えたり、欠点が目立ちやすい方
これは、一番最初にターゲットになりやすい方に見られる特徴です。
当然ですが、本来は、他人の弱点は周囲の大人が覆っていくべきですが、残念ながら、そこを攻撃して自分を「上に上げよう」とする人が多い事も現実ですね。
例えば、
- 色白、色黒
- メガネ
- 太っている
- 細すぎ
- 背が低い
- 頭髪が薄い
- 目が細い
- 歯が出ている
など、大人でも、ホントに小さな点で、いじめ対象になる事が多いという情けない状況がありますよね。
「弱々しい雰囲気を醸しだしてしまっている」
事もあります。
例えば、過去に相談を受けた方の中には、
- 猫背
- 男性なのに内股
- 爽やかさや柔らかさを勘違いした服装や色の好み
- 丸いフレームのメガネ
などがいじめの対象になっていた方がいました。
「丸いフレームのメガネでいじめ?」
と感じる方もいるかと思いますが、例えば、
色白で背が低く、猫背の方が丸いフレームのメガネをかけている場合
と、
背丈がガッチリ系で、目力がある方が丸いフレームのメガネをかけている場合
とでは、与える印象が全く違ってきますよね。
下記の画像は、人気のメガネ男子で上位の方々です。
いじめられ体質とは無関係ですが、少なくても、同じ丸メガネでも与える印象が全く違う事は分かりますよね。
引用:https://www.tv-tokyo.co.jp/plus/lifestyle/entry/2017/015189.html
つまり、トータル的な面で、
「自分という人間が他の人の目にどのように映っているかが考えられない方」
は、いじめを誘発しやすい、という事になります。
もちろん、反対に、どことなく、弱々しい印象の方が、一部だけ、強すぎる個性を演出する外見にチェンジしても、
「なにをいい気になってんの?」
と、逆に、いじめの対象になる事もありますよね。
ですから、バランスを意識する必要がありますね。
いじめられ体質② 普段から、動きや反応に「焦り」が表れる方
- 普段の動き
- 会話の反応
- 声質
- 話し方
- ジェスチャー
などに表れる全ての点ですね。
いじめられ体質の方は、上記①の外見では問題なくても、この動きや反応の面でいじめの対象になっている場合もあるんですね。
例えば、
- チョコチョコした動きやバタバタした動きが多い
- いつも困惑したような表情になっている
- 発声の仕方が細い、声自体が小さい
- 会話を振られても戸惑うような反応や、仕草をしてしまう
- 目線が安定せずキョロキョロしてる
- 人の目を見て落ち着いて話せない
- 相手の顔色を伺うような言動になりがち
- すぐにムキになる
- すぐに落ち込む
などがありますね。
本人は、それが普通で生きてきているので、意識していないことが多いですが、周りから見ると、
「オドオドしていて、いじりやすい。すぐに相手の下に入り込もうとする。いじめると反応が面白い」
と感じられてしまうわけですね。
この面でも、自分が相手や周囲にどう映っているかを客観的に想像できない方が、
「いじめられ体質」
と言えることが分かると思います。
いじめられ体質を抜け出す3つのポイントはこれ!
いじめられ体質の傾向2つを見てきましたが、そうならないために、つまり、逆に
「いじめられにくい雰囲気を醸し出す」
には、どうしたら良いでしょうか?
生まれついた外見や性格は完全に変える事は難しいですが、それでも
次の3つのポイントを意識して少し変えれば、いじめを軽減できます!
「弱々しい、いじられやすい外見」を意識して避ける!
いじめられ体質の原因でも考えましたが、まずは、自分の外見全体が、いじめられやすい、いじられやすい雰囲気を醸し出していないかを、
「客観的視点で見る」
見方が重要です。
いじめられ体質の方は、その視点がない場合が多いようで、専門家から見ると、
「いじめてください!」
と言っているかのような外見や突っ込みどころが多い、服装、髪型、持ち物などがあるようなんですね。
この辺りの視点を養う事は難しいですが、例えば、
「芸人の服装」
を参考にすることができます。
「ん?」
て思いましたか?
おなじみの芸人さんは、注目を集め、わざと笑いを取るような服装、髪型、そして、体型が多いですよね。
引用:https://ameblo.jp/y-aurabeauty/image-12432784419-14339021500.html
引用:https://ginzamag.com/interview/sisonnu/
つまり、あのような外見だと、話題にしたくなる、つまり
「気になる→突っ込みたくなる→関心を持つ→売れる」
という流れになるわけです。
しかし、私たちは芸人のような観点で売れる必要も目立つ必要もないですよね。
なので、できるだけ、
「いじられやすい、弱々しい印象を与えるような服装、髪型、表情、姿勢などを避ける」
事がとても重要です。
もちろん、変に虚勢を張ったような服装や髪型は、逆にいじめの対象になったりするので、
「男性は男性らしく、女性は女性らしい外見」
を意識しましょう。
引用:https://www.t-fashion.jp/shop/lautreamont/goods/5004446
もし、具体的にどんな外見が該当するのか分からない方は、周囲の、
「いじめられ体質ではない複数名の同性の外見を学んでみる」
事をお勧めします。
自分とどこが違いますか?
単に趣味や好みではない、弱々しさや馬鹿にされやすい点を発見できるかもしれません。
それでも思い当たらなければ、信頼できる
「家族でない友人にこの点を率直に指摘してもらう」
事も効果的かと思いますよ。
家族は、似た感覚を持っているため、こんな時にはあまり参考にならないことが多いんですね。
反応や動きを「落ち着いた」堂々とした態度にする!
引用:https://culturetimes.jp/article/communication/866/
いじめられ体質改善の2つ目のポイントは、
「反応や動きを、落ち着いた態度にする」
という点です。
いじめられ体質の原因でも触れた、
おどおどした言動や構え方
と正反対の態度ですね。
もちろんこれは、偉そうな態度とか、ふてぶてしい態度という事ではありません。
「落ち着いた堂々とした態度」
という事ですね。
しかし、いじめられ体質の方は、辛い経験から、他人の目を必要以上に気にしてしまい、自然とオドオドした態度になってしまう事があるのではないでしょうか?
それで、まず意識したいことは、
「全ての言動を、意識してゆっくりとする」
ということなんですね。
引用:https://honvieew.com/skill/255
例えば、これまでよりも、
- ゆっくりと話す
- ゆっくりと相手を見てそらさない
- ゆっくりと立ち上がる
- ゆっくりと大股で歩く
といった点を意識するだけでも、オドオドさが薄くなります。
「もっと早くしろよ!」
と言われるようなこともあるかもですが、気にすることなく、
「構え方全体をゆっくりとどっしりとした印象」
にしてみましょう。
多少、年を重ねたような姿をイメージしてみてもよいかもしれません。
ご高齢の方は比較的、動きがゆっくりとしており、それが落ち着いて見えますよね。
年齢が若くても、あのような構え方をイメージしてみてください。
そして、堂々と落ち着いた印象に重要なもう一点は、
「声の大きさと話し方」
ですね。
声の印象や話し方は、目線の次に人の印象を左右する
と言われています。
皆さんの周りのいじめられ体質でない人を意識して見てみると、多くの方は、
「低めのトーンの声で声量も大きくはっきりと話し、比較的口数が多い」
のではないでしょうか?
全員が当てはまるわけではありませんが、このような話し方の方は、どこか自信があり堂々としている印象を与え、結果的にいじめられることはないようです。
なんとなく分かる気がしますね。
運動習慣を身に着ける!
引用:https://josei-bigaku.jp/yusansoundo7482/
いじめられ体質の3つ目の改善ポイントは、
「運動を習慣とする」
ことです。
いじめられ体質の方で、運動が習慣になっているという方はほとんどいない
のではないでしょうか?
もちろん、いじめられない方が全員、運動習慣があるわけでもありませんね。
しかし、実際、運動が得意、または筋トレを行っているような方で、いじめられ体質の方はほとんどいないと言えます。
つまり、いじめられ体質の方は、
「筋トレや運動習慣がいじめられ体質からの脱却にとても効果的!」
ということは言えるんじゃないでしょうか?
これは単に、息抜きに軽く歩く、という感じではなく、
「体力や気持ちを強くするための運動」
という意味合いですね。
引用:https://toremo.jp/archives/16799
ですから、最適なのは、
「筋トレ」や「ジョギング」
だと言えます。
自分の体形や持久力が少しずつ強化されていくのが実感できると、それは、
大きな自信
に確実に繋がります。
不思議なもので、そうなると、その自信が、言動や外見にも表れてくるんですね。
もちろん、アスリートのような運動や筋肉が目標ではありません。
それでも、
- 普通の人より体力がある
- 普通の人より筋肉質
というような差が、いじめられ体質脱却の自信につながります!
まとめ
まとめてみますと、
- いじめられ体質の2つの要素を意識して避ける!
- いじめられ体質を改善する3つの方法を実践する!
ということですね。
いかがだったでしょうか?
いじめられ体質というのは、年齢性別問わず、悩んでいる方が多いのが現実です。
しかし、具体的なポイントを意識して、少しの改善を行う事で、周囲に与える印象は大きく変わる事も事実です。
いじめっ子に効く言葉はこれ!2段階に分ける効果的な方法とは?
私の仕事では「よくなめられる」という相談者の方がいましたが、ご紹介した点を意識して改善することで、数か月後には、
「周囲の自分を見る目が変化してきた」
と語っていました。
学生でも主婦でも職場でも、虚勢を張る必要はありませんが、自信を持って、堂々としている事は、本来のやるべきことを果たしていく際にも、周りの人々の協力を得られやすくなりますね。
人生における、こんなメリットも意識して、いじめられ体質から脱却していきましょう!