社会政治問題

【辺野古移設問題】わかりやすく最新情報と原因を解説!

辺野古移設問題アイキャッチ




「普天間基地移設問題」・「辺野古移設問題」‥

これらの言葉はニュースで長期間に渡ってよく耳にしてきましたよね。

国内だけでなく、アメリカが大きく関係しているので、なかなか解決が難しい問題なんです。

昨年には、人気タレントのローラさんが、辺野古移設問題に関するインターネット署名に対して協力を呼びかけて話題になりましたよね。

しかし、この辺野古移設問題にはいくつかの背景があり、理解することが難しい面もあります。

「いまさら聞けない!」という方のために、わかりやすく辺野古移設問題を解説したサイトも多数ありますが、それでも「長い、量が多くて挫折した‥」という声もあるようです。

それで、この記事では、

「辺野古移設問題を会話の中で人に簡単に説明できるようになる!」

ということを目指して、最新情報を含め、わかりやすく簡単にご説明しますね。





辺野古移設問題とは?わかりやすく解説!

辺野古移設問題 解説図引用:https://saygee.org/futenma/

【辺野古移設問題】 わかりやすく一言で説明すると‥ 

結論的に辺野古移設問題を表現すると、

「沖縄県宜野湾市の普天間米軍海兵隊基地の機能の一部を名護市辺野古に移設する問題」

と言えます。





【辺野古移設問題】 何が問題?

どんな点が問題、つまり辺野古への建設反対理由として取り上げられているのでしょうか?

主な理由として指摘されているのが、下記の3点です。

①沖縄への過重な基地負担

沖縄は国土面積のわずか約0・6%ですが、日本国内の米軍専用施設・区域の約70・4%が集中しているんですね。

歴史的にも、沖縄戦後、米軍占領下で無断で基地が建設されてきました。

こうした背景理由と、安全面(治安と攻撃対象にされる可能性)の理由もあります。

それで、特に辺野古が‥ということではなく、「移設であれ、これ以上、沖縄県に基地を作るな!」ということが反対理由となりますね。

現地の方の立場になれば、よく気持ちは分かりますよね。





②辺野古の豊かな自然環境

辺野古 自然引用:https://www.wbsj.org/activity/spread-and-education/toriino/toriino-kyozon/henoko-defend/

辺野古にはジュゴンをはじめ、絶滅危惧種262種を含む5800種の生物が確認され、そのうち約1300種は新種の可能性があると言われています。

すごい場所ですね!

当然ながら、広大な基地建設によって、移植しても、自然体系への長期的な影響が懸念されるわけですね。

この点は、「辺野古に特化」して拒否したい理由と言えます。

③県内主要選挙の結果

これまで、知事選だけでなく衆院選でも、全4選挙区で辺野古反対の「オール沖縄」勢力の候補が、17年も1~3区で同勢力が当選しています。

2016年7月の参院選も辺野古反対の候補が大勝しています。

それで、「沖縄県民の総意で、基地移設建設は反対!」という主張となっています。

これら3つの主な理由で、

「既存キャンプ内への移設と言っても、現地からすれば増設や新設に変わりないんだから、絶対反対!」という問題になっているんですね。





辺野古移設問題の「原因」とは?わかりやすく解説!

沖縄決起集会引用:https://www.jiji.com/jc/d4?p=okn780-jpp00636698&d=d4_oo

【辺野古移設問題原因①】移設が必要になった元々の理由は、「沖縄米兵少女暴行事件」!

普天間基地を移設する話が持ち上がった元々の直接的原因は、1995年(平成7年)に発生した、「沖縄米兵少女暴行事件」と言われています。

ご存知の通り、この事件により、それまで溜まっていた沖縄県民の米軍や日本政府への不満が爆発し、地位協定を見直すようにとの声が強くなってきました。

そしてその中に、普天間基地の返還要求基地の整理縮小が含まれていたんですね。

1996年当時では、5年から7年以内の普天間基地返還を目標としていたんですが、やはり、「国防」や「アメリカへの配慮」という面で基地を減らす訳にはいかなかったようです。

そのため、様々な移設候補地を探し、たらい回し的に、1997年(平成9年)に、名護市辺野古付近に決まってしまったんですね。

【辺野古移設問題原因②】「沖縄国際大学米軍ヘリ墜落事件」で辺野古案変更!

沖縄ヘリ墜落事件引用:https://blog.goo.ne.jp/jiten4u/e/9b2e242536552df1142f9f4673dcb1cf

しかし、2004年(平成16年)に「沖縄国際大学米軍ヘリ墜落事件」が起きてしまいました。

この事件で、再度、身の危険を感じた沖縄県民の基地返還要求が強まりました。

また、時を同じくして、アメリカ軍は世界規模の再編を実施中でした。

そこで、日米政府はその米軍の大幅削減に、沖縄全体の基地や兵力削減も含めていくことにしました。

2006年(平成18年)には、2014年(平成26年)までに沖縄県外に代替施設を建設し、移転させるという計画が決定したのです。

沖縄県民にとっては、少し、希望が見えてきた時でしたね。

【辺野古移設問題原因③】「鳩山政権」で再び「辺野古案」へ逆戻り!

キャンプシュアブ案引用:http://www.asahi.com/seikenkotai2009/images/TKY201003110367.jpg

しかし、2009年(平成21年)に鳩山由紀夫内閣が成立したことにより、状況が逆戻りしてしまいました。

なかなか進展がなかった、普天間基地県外移設案は再度審議され、様々な代替案が提示されました。

しかし、2010年(平成22年)になると、結果的に、「県外移設は不可能」との結論になり、再度、「辺野古のキャンプ・シュワブへの移設」という決定がなされてしまいました!

政府側の「辺野古移設が最も適している」との主張としては、

  1. 約1万2000世帯が隣接する普天間飛行場の危険性を一刻も早く除去しなければならない。
  2. すでにある米軍キャンプ・シュワブの中に拡張するので、新たに基地ができるわけではない。
  3. 普天間飛行場は返還されれば基地がひとつなくなり、騒音も決定的に少なくなる。
  4. 移設先の辺野古では防音工事が必要な住家はほぼゼロで、オスプレイを含む航空機の飛行ルートも基本的に海上を通るので危険性が減る。

という事です。

二転三転する政府側の対応に、沖縄県の怒りはさらにヒートアップしました。

自分がもし、地元民だったら‥と考えると、大きな怒りを覚える事は当然かと思いますよね。

このような、主に3つの出来事が「辺野古移設問題の原因」と言われているんですね。

辺野古移設問題 「その後」をわかりやすく解説!

翁長知事引用:https://www.sankei.com/politics/news/180808/plt1808080031-n1.html

2013年以降も、辺野古移設問題は下記の通りに混乱を極めていきます。

2013年(平成25年):
仲井眞沖縄県知事が米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた埋め立てを承認。

2014年(平成26年):
仲井眞知事が埋め立て承認したことは公約違反だとして、沖縄県議会本会議で知事の辞任を求める決議が可決。

11月には、知事選挙で仲井眞知事が破れ、翁長雄志さんが新しい知事に当選。

2015年(平成27年):
普天間飛行場の辺野古移設を巡り県と国が法廷闘争を繰り広げる。

2016年(平成28年):
福岡高裁で辺野古移設に関して県の敗訴が確定

2017年(平成29年):
埋め立て区域の堤防の建設に着手。

2018年(平成30年):
埋立が本格的に開始。原状回復が不可能となる。

現状の、国と沖縄県が対立する問題は、このような流れで泥沼化していたんです。

ここまでくると、なかなか解決が難しいですよね‥

辺野古移設問題 「最新情報」をわかりやすく説明!

埋め立て辺野古引用:https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0507/kyo_190507_6107483983.html

新しい沖縄県知事の玉城デニー知事は工事阻止のため「あらゆる方策を講じる」と公言する方です。

安倍晋三首相とも会談の機会を持ち、再三中止を求めてきましたが、それでも政府は埋め立てを強行しました。

2019年1月からは本格的な埋め立てが急ピッチで進んでいるんですね。

そして政府は、遅れてきた工期を「3年8カ月」に短縮したい考えのようです。

 それにより、早期の辺野古の埋め立て工事完了普天間飛行場の返還を実現させる方針との事です。

このままの流れだと、泥沼化した「辺野古移設問題」は、国の力が圧勝して、しこりを残す結果になりそうですね。

いかがだったでしょうか?

長期的な話題である、辺野古移設問題をわかりやすく解説してきたつもりですが、「概要を知人に説明できる」程度の理解は得られたでしょうか?

普天間基地周辺と辺野古周辺の両方の方々が、ある程度納得しあえる形で事が進んでいく事を願うばかりですね。

まとめ

【辺野古移設問題】わかりやすく最新情報と原因を解説!

  • 辺野古移設問題は、危険な普天間基地を辺野古に移設する事に関する問題!
  • 沖縄の負担増加や自然体系への影響、安全面が大きな問題!
  • 主な原因は、2つの事件と政権による無責任な計画変更!